札幌市等の気候にも強い！稲村電設工事株式会社の太陽光発電の取り組み

稲村電設工事株式会社は長年の経験と技術を活かし、地域の気象条件に最適化した太陽光発電システムの設計・施工を展開しています。オホーツク管内を中心に、雪や寒さを考慮した丁寧な土台づくりやパネル設置を徹底し、発電効率と耐久性を両立。地域に根ざした責任感ある仕事ぶりで、顧客から高い評価を得ている企業です。

北見市を中心に太陽光発電事業等を展開する稲村電設工事株式会社

北海道北見市を拠点とする稲村電設工事株式会社は、太陽光発電や電気工事を中心に幅広い事業を展開しています。

◇稲村電設工事株式会社とは

稲村電設工事株式会社は、北海道北見市に本社を構え、土木一式工事・とび・土工・コンクリート工事・電気工事・電気通信工事の建設業許可を持つ総合建設会社です。昭和36年に前会長が北海電業株式会社から独立して個人営業を開始したことが創業の原点で、長い歴史と実績を誇ります。

北海道の大停電を受けて、蓄電池設置や自家消費型太陽光発電設備の導入など、持続可能なエネルギー施策にも注力しており、企業や家庭のBCP（事業継続計画）にも貢献しています。地域に根ざしつつ、幅広い技術力と実績で多様なニーズに応える企業です。

◇稲村電設工事株式会社の歴史

稲村電設工事株式会社は、昭和36年に前会長・稲村玉地氏が北海電業株式会社から独立し、個人営業を始めたことに端を発します。昭和46年には「稲村組」として建設業許可を取得し、事業を拡大しました。

平成元年には稲村組を廃止し、資本金500万円で「稲村電設工事株式会社」として法人登記を行い、法人化による新たなスタートを切ります。平成4年には資本金を1,000万円に増資し、平成17年には2,000万円に増資するとともに、特定建設業許可を取得しました。

特定建設業許可とは、元請業者として1件の建設工事で下請けに出す金額が4,000万円以上（建築一式工事は6,000万円以上）となる場合に必要な許可であり、大規模工事を請け負うために不可欠です。

この許可を取得するには、厳しい財務基盤や技術者の配置、社会的信用など高い基準を満たす必要があります。これにより、同社はより大きな案件を受注できる体制を整え、地域社会や顧客からの信頼を高めてきました。

◇稲村電設工事株式会社の事業内容

稲村電設工事株式会社は、電気工事業、電気通信工事業、とび・土工工事業の3つの主要な事業分野で幅広く活動している総合建設会社です。まず電気工事業では、屋内電気設備や屋外電気設備、配電線路工事、各種計装設備の設置・保守を行っており、一般的な電気工事から再生可能エネルギー分野まで対応しています。

特に太陽光システム設備やバイオガス発電設備、直流電気システム設備などのクリーンエネルギー関連の工事に力を入れており、環境に配慮した持続可能な社会づくりに貢献しています。また、弱電施設工事やIT関連工事も手掛けており、最新の技術を取り入れた電気設備の構築に対応しています。

電気通信工事業では、NTTやJRなどの公共インフラ向けの外線工事を中心に、構内外の電話設備、放送設備、テレビ共聴設備、無線基地局設備など、多様な通信インフラの整備を行っています。これにより、地域の通信環境の向上に寄与し、安定した情報ネットワークの構築を支えています。

さらに、とび・土工工事業では、建設現場の基礎工設備や管路設備の施工を担当し、建物やインフラの土台づくりから配管工事まで幅広く手掛けています。これらの工事は、電気や通信設備の安定した運用を支える重要な役割を果たしています。

◇優れた施工内容で受賞履歴も

稲村電設工事株式会社は、その高い技術力と丁寧な施工で、さまざまな分野の工事において優れた実績を残しています。

2024年には、「令和５年度北海道建設部工事等優秀者表彰式」が行われ、同社が手掛けた「北海道北見児童相談所増築その他電気設備工事」が建築工事部門で優秀な成績を収めたとして、北海道から感謝状を授与されました。これは、同社の施工品質や現場管理能力が高く評価された証です。

さらに、防衛省北海道防衛局帯広防衛支局からも、同社が施工した「美幌外（２）電源室新設電気その他工事」が『優秀工事等顕彰』を受賞しています。こうした表彰は、公共性の高い工事においても信頼される企業であることを示しており、地域社会や発注元からの厚い信頼を獲得しています。

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稲村電設工事株式会社の再生エネルギー事業

稲村電設工事株式会社は、地域に根ざした電気工事のプロフェッショナルとして、再生可能エネルギーの導入と普及に積極的に取り組んでいます。ここでは、その事業内容をご紹介します。

◇太陽光発電

稲村電設工事株式会社は、地域の気候や地形に最適化した太陽光発電システムの設計・施工を行っています。特に北海道北見市を中心としたオホーツク管内では、積雪や寒冷地特有の条件を考慮した設置ノウハウが求められます。

同社は専門の職人による丁寧な基礎工事と、パネル一枚ごとの精密な設置作業を徹底しており、発電効率の最大化と長期的な安定運用を実現しています。これにより、地域の再生可能エネルギー導入促進や、持続可能な社会づくりに貢献しています。

◇バイオガス発電

同社はバイオガス発電にも積極的に取り組んでいます。バイオガス発電は、食品廃棄物や家畜のふん尿、下水汚泥などの有機性廃棄物を発酵させて発生するメタンガスを燃料として発電を行う方法です。

廃棄物の有効活用や資源循環型社会の実現に寄与するだけでなく、発電過程で生じる消化液を肥料として再利用できるなど、地域資源を最大限に活かす仕組みが特徴です。まだ普及段階ではあるものの、同社はその可能性に注目し、地域の新たなエネルギーインフラとしての普及に努めています。

◇バイオガス発電のメリット・デメリット

バイオガス発電の大きなメリットは、廃棄物をエネルギー資源として有効活用できる点です。これにより、ごみの焼却量が減少し、廃棄物処理にかかるコストや環境負荷の低減につながります。

また、バイオガス発電は天候や時間に左右されず、安定的に電力を供給できるため、地域のエネルギー自給率向上や、災害時のバックアップ電源としても有効です。さらに、バイオマス資源は再生可能であり、化石燃料の消費削減や温室効果ガス排出の抑制など、地球環境への負荷軽減にも大きく貢献します。

一方で、バイオガス発電にはいくつかの課題もあります。まず、発電設備の導入や運転には一定のコストがかかり、特に小規模施設では経済性の確保が難しい場合があります。発酵プロセスの管理やガスの精製には高度な技術が必要であり、運用には専門知識が求められます。

また、原料となる有機廃棄物の安定供給が不可欠で、地域によっては原料調達に課題が生じることもあります。さらに、発酵過程で発生する臭気への対策や、発電効率の向上など、今後の技術開発や社会的理解の進展が期待されています。

脱炭素を目指す現代で注目の再生エネルギー

地球温暖化対策やエネルギー自給率向上のため、脱炭素社会の実現が強く求められています。ここでは、現代で特に注目されている再生可能エネルギーについてご紹介します。

◇風力発電

風力発電は、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー源として、国内外で導入が進んでいます。特に日本では、陸上風力に加えて洋上風力発電の導入が加速しており、広大な海域を活かした大規模な発電施設の建設が進められています。

洋上風力は陸上よりも安定した強い風を利用でき、発電効率が高いのが特徴です。一方で、設置コストや送電網の整備、漁業や地域社会との調整などの課題もありますが、国の支援策や技術革新により導入が着実に進行中です。風力発電はエネルギー自給率向上や地域共生、脱炭素社会の実現に大きく貢献する可能性を持っています。

◇地熱発電

地熱発電は、地下深くに存在する地熱エネルギーを利用して発電する方法で、火山帯に位置する日本は豊富な地熱資源を有しています。天候や季節に左右されず、安定した出力が得られることから、ベースロード電源としても注目されています。

発電所の稼働率が高く、長期間にわたり安定的に電力を供給できる点も魅力です。一方で、開発には地質調査や温泉資源との調整、環境影響評価など多くの手続きが必要で、導入までに時間とコストがかかることが課題です。しかし、地域資源を活かした地産地消型エネルギーとして、今後の拡大が期待されています。

◇水素エネルギー

水素エネルギーは、燃焼時に二酸化炭素を排出しない究極のクリーンエネルギーとして、世界的に注目されています。日本は早くから国家戦略として水素技術の開発を進めており、発電や産業利用、モビリティ分野など幅広い用途での実用化が進んでいます。

水素は再生可能エネルギー由来の電力で製造でき、長期的なエネルギー貯蔵や大量輸送も可能です。現在、発電用ガスタービンや燃料電池車、水素ステーションの整備など、社会実装に向けた取り組みが活発化しています。一方で、製造・供給コストやインフラ整備、社会受容性など課題も多く、今後の技術革新と政策支援が普及のカギとなります。

◇蓄電池・エネルギー貯蔵技術

再生可能エネルギーの安定供給には、発電量が天候や時間帯で変動する風力や太陽光などの出力を調整するための蓄電池技術が不可欠です。大規模なリチウムイオン電池や次世代型蓄電池の開発が進んでおり、発電した電力を効率的に貯蔵し、需要に応じて供給することで、再エネの導入拡大と電力系統の安定化に貢献しています。今後、蓄電池のコスト低減や性能向上が進めば、再生可能エネルギーの主力化がさらに加速すると期待されています。

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悪天候でも電力の安定供給を目指す稲村電設工事株式会社の取り組み

北海道のような雪や悪天候が多い地域では、太陽光発電の安定した運用には特別な工夫や技術が求められます。稲村電設工事株式会社は、こうした厳しい気象条件下でも安定した電力供給を目指しています。

◇シオン電機株式会社を子会社化

稲村電設工事株式会社は、2021年10月15日付でシオン電機株式会社を子会社化しました。これにより、シオン電機が特許を取得した直流電力合成供給装置「エコミノール」の提案から施工、システム完成までを一貫して受注できる体制が整いました。

シオン電機株式会社は、北海道内を中心に多くの太陽光発電設備設置の実績を持つ企業です。滝上産業やマルカイチ水産、松平産業などの企業施設や、住宅、こども園、事務所など幅広い現場で自家消費型太陽光発電システムや蓄電池、EVパワーステーションの設置工事を手がけてきました。

また、シオン電機はニチコンV2Hの正規代理店であり、SOLAX単相三線式ハイブリッド型蓄電システム「J1ESS-HBシリーズ」の施工認定店でもあります。この子会社化によって、稲村電設工事株式会社はシオン電機の高い技術力と豊富な施工実績を取り込み、再生可能エネルギー分野での提案力・施工力をさらに強化しています。

◇エコミノール開発の背景

エコミノールの開発は、シオン電機株式会社の創業者が2009年頃に趣味で行っていた管球オーディオの電源合成体験に端を発します。

複数の直流電源を組み合わせることで音質が変化することに気づき、この原理を応用して商用電力と再生可能エネルギーを直流で合成すれば、より省エネで効率的な電力利用ができるのではないかと考え、特許を出願しました。

東日本大震災以降、再生可能エネルギーの導入は進んだものの、その利用は限定的でした。そこで、再エネと商用電力を直流で合成し、低コストかつ高効率で使える新しいシステム「エコミノール」が誕生しました。

◇エコミノールの仕組み

エコミノールは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーと商用電力を直流のまま合成し、優先順位をつけて効率的に利用できるシステムです。まず再エネを優先的に自家消費し、不足分のみ商用電力で補うことで、最大限に再エネを活用します。

合成に使う電力が微弱でも無駄なく利用でき、パワーコンディショナーが不要なため、設置や維持管理のコストも抑えられます。さらに、停電時にも自然エネルギーによる電力供給が継続でき、売電を目的とせず自家消費型のため、電力の逆潮流によるトラブルもありません。地産地消やオフグリッド運用も可能な、全く新しい直流給電システムです。

◇エコミノールのメリット

エコミノールの最大のメリットは、再生可能エネルギーの利用効率を大幅に高め、商用電力の使用を最小限に抑えられる点です。これにより、環境負荷の低減と電気料金の削減を同時に実現できます。

また、パワーコンディショナーが不要なため、設置やメンテナンスのコストも低減。直流のまま電力を利用することで、従来の交流利用よりも損失が少なく、高効率な電力供給が可能です。さらに、電力を自家消費するため消費税がかからず、逆潮流による系統トラブルも回避できます。

特に北海道のような厳しい気候や悪天候が多い地域では、エコミノールの強みがより発揮されます。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、晴天時は太陽光を優先的に利用し、悪天候や曇りの日には蓄電池から電力を供給。

不足分のみ自動的に商用電力で補うため、安定した電力供給が可能です。これにより、冬季や天候不順時でも空調機器などの重要な設備を止めることなく、快適な環境を維持できます。

稲村電設工事株式会社の事例と評価

地域密着で高い技術力を誇る稲村電設工事株式会社は、太陽光発電や電気工事の分野で多くの実績と信頼を築いています。ここでは、同社の具体的な事例とその評価についてご紹介します。

◇稲村電設工事株式会社の事例

大空町に本社を置く株式会社たいせつでは、稲村電設工事株式会社の施工により、自家消費型の太陽光発電設備を本社社屋に導入しました。このシステムは、発電した電気を売電せず、すべて自社で消費する仕組みです。

2018年の北海道全域を襲った大停電（ブラックアウト）で業務に大きな支障が出た経験を教訓に、BCP（事業継続計画）の一環として、250ワットのパネル18枚（合計4.5kW）と5.8kWhの蓄電池を設置しました。これにより、冷暖房やOA機器、照明など、日常的に使用する電力の約半分を自家発電で賄うことができるようになっています。

◇事例の効果と評判

自家消費型太陽光発電設備の導入により、株式会社たいせつでは電気料金の節減やCO2削減、非常時の電力確保といった多くのメリットが得られています。特に、電気料金の値上げやエネルギー供給の不安が広がる中で、「自分たちで使う電力を自分たちで賄う」という姿勢が将来への備えとして高く評価されています。

中山社長は「本社で使う電力の半分ほどを賄えている」と語り、非常時にも業務を継続できる安心感を強調しています。施工を担当した稲村電設工事株式会社も、企業や家庭が自家消費型太陽光発電を導入することの重要性を訴えており、地域社会からの信頼も厚い事例となっています。

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札幌市・函館市で多くの実績を持つ太陽光発電業者

北海道の主要都市である札幌市や函館市では、地域の気候やニーズに合わせた太陽光発電の導入が進んでいます。ここでは、両市で多くの実績を持つ信頼の太陽光発電業者をご紹介します。

◇フロンティアジャパン株式会社

フロンティアジャパン株式会社は、北海道札幌市に本社を構え、道内全域で太陽光発電や蓄電池、風力発電など再生可能エネルギー事業を幅広く手がけている企業です。特に太陽光発電分野では、住宅用からメガソーラーまで多様な規模のシステム設計・施工・メンテナンスをワンストップで提供しており、これまでに多数の発電所開発実績を持ちます。

◇口コミ1

「お宅は下請け会社は使っているの？」と聞かれ「全て自社施工でやっております」とお答えした時に「だったら何かあっても責任逃れ出来ませんね」と言われましたので「その通りです」とお答えしました！

引用元：タイナビ

導入後もカスタマーサポート部門がトラブルや不具合時に迅速に駆けつけ、修理や点検、各種手続きを自社スタッフが責任を持って対応しています。口コミからも、自社施工による責任感と信頼性の高さがうかがえます。

フロンティアジャパン株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

▼フロンティアジャパンの手厚い保証とアフターサービスで北海道でも安心

さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

▼フロンティアジャパン株式会社の公式ホームページはこちら

◇オノデン株式会社

オノデン株式会社は、北海道・札幌を拠点に、電球や乾電池などの小さなご要望から、お家まるごとのリフォームまで幅広く対応している電気工事・リフォーム会社です。同社は「お客様第一」を掲げ、日本一の売上ではなく、日本一質の高いサービスの提供を目指しているのが特徴です。

スタッフ一人ひとりが「足るを知る」姿勢を大切にし、無理や欲張りをせず、誠実にお客様と向き合っています。

北海道の気候や地域特性に合わせた豊富な施工実績があり、家電の修理や設置、コンセント工事、リフォームまで、地域の快適な暮らしをサポートする信頼のパートナーです。

◇株式会社エコロジーライフ

株式会社エコロジーライフは、札幌市を拠点に太陽光発電システムや蓄電池、省エネ機器の販売・設置を手がける建築会社です。新築やリフォームなどの一般建築から、オール電化や温水式床暖房といったECO事業、ボイラー修理や水道凍結解氷など住設事業まで幅広く展開しています。

特に太陽光発電では、北海道の厳しい気候や積雪を考慮し、自社で設計・施工した特製の台座を用いることで、雪が積もりにくく冬でも安定した発電を実現。屋根だけでなくカーポートへの設置など、建築会社ならではの柔軟な提案力と施工力が強みです

機器の販売だけでなく、導入前の診断からアフターサポートまでワンストップで対応し、安心して長く使えるサービスを提供しています。

まとめ

稲村電設工事株式会社は、北海道北見市を拠点に、太陽光発電やバイオガス発電、直流電気システムなど再生可能エネルギーの普及に積極的に取り組む総合建設会社です。

昭和36年の創業以来、電気工事や通信工事、土木工事など多岐にわたる分野で実績を積み重ね、特にオホーツク管内では積雪や寒冷地特有の条件に対応した太陽光発電設備の設計・施工を強みとしています。

自家消費型太陽光発電では、企業や家庭のBCP対策や電気料金削減、CO2削減に貢献。バイオガス発電や直流電気システムにも注力し、地域資源の有効活用や持続可能な社会づくりを推進しています。責任感ある丁寧な施工と顧客ニーズに応じた提案力で、地域から高い信頼と評価を得ている企業です。

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